2020年5月6日水曜日

2015年5月~6月に開催したフィールドワーク

【2015年5月~6月開催のフィールドワーク】
 『2015年5月24日:小平~東久留米』
 『2015年6月6日:東村山』
 『2015年6月27日:豊田~日野』


『2015年5月24日:小平~東久留米』

西武新宿線小平駅から西武池袋線ひばりヶ丘駅まで向かうコース。地図でいうと左下から右上に。自由学園の南沢フェスティバルにも寄りました。残念ながら、ログの記録はありません。

小平駅をスタート。

あじさい公園。北側に多摩湖自転車道が通っているため、小さなスリバチ状の公園になっています。また公園の周りを玉川上水分水の小川用水が流れています。

小平霊園。さいかち窪という窪地に行きました。この窪地は黒目川源流で、普段は水がないのですが台風や大雨が続くと出水します。標高は窪んだ所で約65m。

この日は水は湧いていませんでしたが、2015年9月出水時の写真です。

さいかち窪からの水の流れが黒目川となります。

黒目川に沿って、さいかちの道という遊歩道が整備されています。

この日は水が流れていません。。

流れていれば、こんな素敵な雰囲気に。2015年9月。

柳窪天神社の湧水、東京の名湧水57に選定。これも2015年9月。

しんやま親水広場。

白山公園。黒目川支流の西妻川の源流です。

出水すると公園が水浸しになります。2015年9月。

楊柳川の暗渠。小川用水とつながっていたため小平排水とも呼ばれた黒目川の支流。

落合川上流端に。

落合川の湧水ポイントを確認中。

自由学園。自由学園は1925(大正14)年に久留米村に10万坪の土地を購入、3万坪を学校用地、残りを分譲地としました。1931(昭和6)年には目白から東久留米に移転、独自の教育方法を実践していることで知られています。フランク・ロイド・ライトの弟子の遠藤新が設計した5棟の建物が「東京都選定歴史的建造物」に指定されています。写真は初等部校舎。1931年築。中央が食堂、左右が校舎という配置になっていて和風の感じです。

女子部体操館。1934年築。芝生の真ん中に半円形の体育館、両側に校舎という配置です。

キャンパス内には立野川が流れています。


『2015年6月6日:東村山』

西武西武園線西武園駅から西武新宿線東村山駅まで。志村けんさんの地元を巡りました。ログの記録はありません。

西武園駅から多摩湖町の住宅街を歩きます。

村山貯水池(多摩湖)の堰堤と西武多摩湖線を望むことができるビューポイント。

堰堤は東村山市と東大和市の市境にもなっています。東村山駅前に建っているマンションの左側に東京スカイツリーがうっすらと見えました。

東京都の水源のひとつの村山貯水池(多摩湖)は、狭山丘陵の谷を堰き止めて1927(昭和2)年に完成した人造湖。西側の村山上貯水池と東側の村山下貯水池に分かれています。写真は村山下第一取水塔、日本一美しい取水塔としてよく紹介されています。1925(大正14)年の竣工で、「東京都選定歴史的建造物」の指定。

余水吐き。この下に宅部池があります。

谷戸地形の多摩湖緑地に。谷頭には小さい湧水池があります。

廻田の丘と呼ばれる高台から西武園方向の眺め。真っすぐな巡田緑道の下には山口貯水池(狭山湖)から東村山浄水場への導水管が埋設されています。下見時の写真。

西武多摩湖線、堰堤、その先に西武ドーム。下見時の写真。

前川。狭山丘陵の南縁を流れてきます。

弁天池公園。太鼓橋を渡ると弁天様が祀られています。

正福寺地蔵堂。室町時代の1407(応永14)年建立とされ、鎌倉の円覚寺舎利殿とともに禅宗様建築の代表的遺構で、国宝建造物です。都内にある国宝建造物は赤坂迎賓館とこの正福寺地蔵堂の二つのみで、堂内にはたくさんの小地蔵が祀られていることでも知られています。また境内には都内最大級の貞和の板碑があります。下見時の写真。

狭山丘陵東端、北川沿いにある北山公園。花菖蒲が綺麗で「新東京百景」に選ばれています。

梅岩寺。山門の左右に、天然記念物のケヤキと市天然記念物のカヤがあります。下見時の写真。

「金婚」の銘柄で有名な豊島屋酒造さんで蔵見学を楽しみました。これがご縁で2016年の東村山フィールドワークでもお邪魔しました。


『2015年6月27日:豊田~日野』

中央線豊田駅から日野駅までのコース。日野台地の河岸段丘と多摩川沖積地を巡りました。

中央線豊田駅をスタート。

中央図書館に。敷地内に八幡神社があります。

中央図書館下の湧水。東京都の名湧水57選に選定、水量は多いです。

豊田用水。浅川に向かう河岸段丘の下に湧水ポイントが点在しています。

善生寺。1995(平成7)年に開創350年を記念して建立された大仏です。

黒川清流公園。中央線北側の河岸段丘に沿って湧水ポイントが続いています。東京の名湧水57選に選定。

日野跨線橋で。

日野台地の崖沿いにある神明山第10緑地。

梵天山古道の解説板。鎌倉道、稲城往還とも呼ばれた古道のようです。

日野台地の崖が続きます。

通称、百段階段。

スリバチ学会なので上ります。数えたら108段。

いったん日野駅前に下りてきました。

日野駅西側の急階段。スリバチ学会なので上ります。

日野台地北側、中央自動車道が通っています。

よそう森公園。この周辺はかつて一面の田んぼだった所。よそう森という名前はその昔、この近くにあった塚から見渡して、米の収穫高を予想したことに由来すると伝えられています。水田とともに水辺の空間が整備されています。

水車堀公園近くを流れる日野用水上堰。日野用水の開削は1567(永禄10)年といわれ、多摩の米蔵と呼ばれた穀倉地帯を支えた農業用水です。多摩川と浅川にはさまれた沖積地の北部を上堰と下堰に分かれて、日野市内を網の目のように流れています。上堰は日野駅に向かって行きます。

日野用水下堰。親水路が整備されていて用水路沿いを気持ちよく歩けます。

日野宮神社。創立年代は不明ですが、武蔵七党のひとつ西党の祖、日奉宗頼が武蔵国の国司となり、その子孫が祖神を祀って日野官権現と称したといわれる古社です。この神社がある四谷地区には鰻を食べてはいけない、という習慣が伝えられています。多摩川が洪水を起こしそうになった時に鰻が堤にできた穴を埋めて防いでくれた、薬師堂に安置している勢至菩薩の召使いが鰻である、日野宮の本尊の虚空蔵菩薩の召使いが鰻である、という説があるそうです。


日野用水下堰を辿って仲田の森蚕糸公園に。この周辺には蚕糸試験場日野桑園がありました。


第一蚕室(桑ハウス)は、2017年6月に国の登録有形文化財に登録されました。2016年3月の写真。


日野宿本陣。日野宿は甲州街道の宿場町として重要な拠点で、都内に現存する唯一の本陣です。裏手に日野用水上堰が流れています。

今回、特別参加の今尾恵介さんが作成した日野宿の地図が日野駅前にあります。手作り感満載の素敵な地図です。
※追記
今尾恵介さんのイラストマップは昨年リニューアルされて、さらに見やすくなったそうです。日野駅に行かれたら是非ご覧ください。


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