2020年7月25日土曜日

【お知らせ】今後のフィールドワークなどについて

【お知らせ】(7月25日 09:30更新)

1.年内のフィールドワーク(※1)について
 多摩武蔵野スリバチ学会が主催する、参加者を広く募るフィールドワークについて、
 年内の開催は現段階では見合わせとします。
 皆さんと気持ち良く歩ける環境となりましたら、再開したいと思います。
 何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

2.カルチャーセンターなどが主催する有料街歩き講座・ツアー(※2)について
 新潮講座さん、まいまい東京さん、朝日カルチャーセンターさん主催の
 街歩き講座は再開しています。開催日が決定しましたら、これまでと同様に
 ブログページまたはFacebookページなどで開催告知をしてまいります。

その他告知事項ありましたら、引き続きブログページまたはFacebookページで
ご案内してまいりますので宜しくお願い致します。

※1:
月1程度(夏の暑い時期を除く)で主に午後の半日で歩きます。
毎回10km以上歩くことが多いです。所々で簡単な解説等をします。
資料印刷代・保険代として200円を頂いています。
途中参加、途中抜けありのゆる〜く楽しく歩く会です。

※2:
真貝が詳しい解説をしながら歩く会です。
2時間半から3時間、4〜7km程度を歩きます(講座によって異なります)。
参加費など詳細は、各カルチャーセンターHPをご参照ください。

新潮講座さん
https://kohza.shinchosha.co.jp/

まいまい東京さん
https://www.maimai-tokyo.jp/

朝日カルチャーセンター立川教室さん
https://www.asahiculture.jp/tachikawa

2020年7月19日日曜日

2016年12月~2017年1月に開催したフィールドワーク

【2016年12月~2017年1月開催のフィールドワーク】
 『2016年12月10日:入間川その1』
 『2017年1月14日:入間川その2』
 『2017年1月29日:三鷹市東側の境界 with境界協会』


『2016年12月10日:入間川その1』

調布市・三鷹市を流れる入間川(いりまがわ、三鷹市では中仙川)を2回シリーズで歩きました。1回目は下流から中流を遡上、ログはスタートから国分寺崖線までが途切れてます。

小田急線成城学園前駅から。前半は駅南側の国分寺崖線や野川沿いを歩きました。

国分寺崖線から丹沢方面の眺め。

成城三丁目緑地。世田谷とは思えないような雰囲気。

国分寺崖線の崖下からは豊富な水が湧き出しています。

荒玉水道道路をくぐります。

次大夫堀公園に。

慶長年間に開削された次大夫堀は、正式には六郷用水と言います。指揮をとった小泉次大夫にちなんでいます。

滝下橋緑道。かつての入間川は、現在の野川に沿って流れて六郷用水に合流していました。ここは昔の入間川流路跡です。

他にも流路の痕跡が残っています。

野川は、1969(昭和44)年の河川改修により現在の流路に変更、入間川は野川に奪われた感じになって、調布市入間町で野川に合流することになりました。野川のかつての流れは、ここより西方で緑道になっています。

喜多見駅の北側にも入間川の痕跡が続きます。

写真の右奥、現在の入間川が野川に合流する地点に着きました。

ここは狛江市、世田谷区、調布市の境界で、特に狛江市と世田谷区の境界が複雑な所です。

谷戸地形の入間公園。

中央学園通りと百万遍供養塔。この辺りはかつて七曲りの道と呼ばれ寂しい道でした。供養塔は、狛江の泉龍寺に参詣するための道標になっていたとのことです。

七曲りの道。

入間いちょう公園から続く道。紅葉が綺麗でした。

高台にある糟嶺神社。墳陵に鎮座しているといわれます。

近くに入間川。

実篤公園。作家の武者小路実篤が晩年を過ごした所です。

上の池。

菖蒲園の奥、ヒカリモ(光藻)を見ています。

さらに入間川を遡上。

入間川の谷を越える京王線。

上流端の看板。甲州街道から北は三鷹市になり、入間川は中仙川と呼ばれます。

キューピー、マヨテラスの横を通り仙川駅で解散。


『2017年1月14日:入間川その2』

2016年12月に続く入間川シリーズの2回目。


京王線仙川駅をスタート、マヨテラス横の歩道橋で甲州街道を渡ります。

この日は赤色立体地図を発明した千葉先生がご参加。

三鷹市中原の地形と、2014年6月に雹が降った模様について解説していただきました。

工事中の中仙川の暗渠、通れません。

こちらは2020年6月に撮影した同じ場所。工事が終了し歩けるようになりました。

ちなみに工事区間の北側もこんな感じでした。

ここも綺麗になりました。

必ず歩く坂道。

中仙川を遡上。

三鷹市から調布市に入ります。


さらに野ケ谷の住宅地を歩いていくと、入間川源流地跡の碑があります。調布市なので入間川です。

入間川に沿っては玉川上水分水の深大寺用水東堀が流れていました。現在、水の流れはなく暗渠や道路になっていますが、辿ることができます。ここから京王線の方に向かって戻ります。

 諏訪神社脇の道も深大寺用水東堀。

梅の湯商店会。野ケ谷は入間川の谷沿いに住宅が開発されました。

深大寺用水東堀は、入間川の谷より少し高い所に位置しています。

深大寺用水東堀が中央自動車道を越える付近。

2014年7月に撮影した同じ場所。はっきりとは読めないですが、深大寺用水と書かれた碑がありました。

さらに続いて行きます。

スリバチ公園のつつじヶ丘公園に。ここから狢沢という谷になり、湧き水が流れていました。

左の暗渠が狢沢、右の道が深大寺用水東堀。合流していません。

何回来ても迷います。


『2017年1月29日:三鷹市東側の境界 with境界協会』

今回は境界協会さんとのコラボ企画。三鷹市と接する杉並区、世田谷区、調布市との境界歩きでした。スリバチは微地形。

井の頭線三鷹台駅をスタート。

井の頭線。

神田川の谷。

三鷹市と杉並区との境界に皆さん集まります。

杉並区の暗渠といえば、これですね。

神田川の谷。

神田川の谷から少し離れた所の境界。

左の電柱に三鷹市井の頭、右の柵に杉並区久我山の表示板。

工事中の東八道路と玉川上水。ここも三鷹市と杉並区の境界。

解説中の境界協会主宰の小林さん。

國學院久我山の北側道路が境界。

わかりやすいです。

國學院久我山は学校の敷地の中が境界になっています。

クランク状に曲がる道。道路の右が杉並区、奥が三鷹市、左が世田谷区。

今日のメイン、三鷹市と世田谷区がせめぎ合っている謎の境界。

Mapionから。どういう経緯でこのような境界になったのでしょうか。前回行った、つつじヶ丘公園からの狢沢は三鷹市と調布市の境界が複雑になっている所です。

発見。

また東八道路に。三鷹市の出っ張りの根元、世田谷区の出っ張りの先端です。

左が三鷹市の出っ張り部分、右が世田谷区の出っ張り部分。

水無川の暗渠に。ほぼ境界に沿っています。水無川はその名の通り、雨期以外は水が少ない川で、玉川上水分水の牟礼分水の末流が合流し灌漑用水として利用されていました。周りより微妙に低いです。

工事中の外環道辺りも境界。

三鷹市、世田谷区、調布市の境界付近。

世田谷区と調布市の境界、仙川で終了しました。