2018年1月30日火曜日

いのかしら池底ツアー

多摩武蔵野スリバチ学会のブログを開設しました。
名付けて「多摩武蔵野ランブリング」
「ランブリング」という英語は、歩くことが主な目的ではなく様々な趣味をするために歩くという意味があります。まさにスリバチ学会に相応しい言葉ですね!
今迄はFacebookでしか情報発信してませんでしたが、今後はブログの方もよろしくお願いします!

最初の投稿は「いのかしら池底ツアー」です。
2月3日(土)に開催するイベント「辿れ!標高50mライン三大オアシス」のゴール、井の頭池に1月28日(日)に行ってきました。
井の頭池では「かいぼり」が真っ最中。かいぼりとは、農閑期に溜池の水を抜き、池底のどろをさらって、魚をつかまえることによって、溜池をいい状態に保つ作業のことをいいます。井の頭池のかいぼりは平成25年から始まり、今回で3回目になります。
かいぼり期間中はいろいろなイベントを開催していますが、池底ツアーに参加した個人的な目的は湧水と礫層の確認です。

かいぼり屋で受付。3月4日までの土日と祝日の午後1時から1時間程度。受付は12時30分からです。

参加者証をもらいます。

井の頭池の奥にある「お茶の水」の辺りから池底に降ります。

さぁ池底に!

どろどろの中を歩いていきます。ゆっくり歩かないと長靴が脱げそう。冷たい感じはしません。

こんなに厚い氷が!かいぼり隊の方が、こんなに厚いのはなかなか見ることができないと言われてました。

親子連れがほとんど。小さい子も頑張って歩いてます

かいぼり隊の解説やクイズもあってなかなか楽しいですよ。かいぼり隊の方が手に持っている写真は100年前の井の頭池の写真とのこと。

澪(みお)といって、水の流れによってできる溝があります。ここは歩きやすいです。というのも足の裏に砂利のような感触がして、どろに足が埋もれないからです。


澪に沿って礫が堆積しています。武蔵野礫層です!

丸い小さな石。多摩川の河原によくあるような石ですね。

近くには湧き水も見ることができました。池底から水が湧き出して波紋ができます。

これは油膜ではなく、鉄バクテリアという細菌が作り出した鉄の薄い膜です。関東ロームの赤土によるものでしょう。


七井橋方向の眺め


最後に記念撮影!


かいぼり隊の皆様ありがとうございました!
「いのかしら池底ツアー」とても楽しく勉強になります。おススメですよ!

2月3日(土)のイベント「辿れ!標高50mライン三大オアシス!」のお知らせ
日程:2018年2月3日(土)
集合時間:10時00分
集合場所:西武池袋線石神井公園駅中央口改札を出た付近
昼食休憩:西武新宿線上井草駅周辺で12時30分~13時30分の予定
 ※午後参加の方は13時30分頃に上井草駅下り方面改札口にお越し下さい。
解散場所時間:井の頭公園野外ステージ付近17時頃
参加費:200円(資料印刷代+保険代)


参加ご希望の方は、コメントでの投稿、またはFacebookのイベントページからお願いします。
https://www.facebook.com/events/1355882727856701/